5D4を約一年半、α7IIIを約一年以上使っての雑感。
操作性やWi-fiの便利さは、5D4に軍配。
フォーカスポイント移動のレスポンスなどα7IIIはややストレスがたまる感がある。
また、タッチスクリーンの対応もメニュー操作などに非対応など中途半端。
5D4が操作感は圧倒的に上。
AFはα7IIIがエリアの広さ、スピード、精度とも上手。
動体も問題なく捉える。
解像力、高感度耐性などもα7IIIが文句なしに勝っているし、動画性能を比べるのは5D4がかわいそうだ。
特に解像力について、比較テストの画像を見れば一目瞭然。
画素数に劣るα7IIIが圧倒的に解像している。
テストレンズはEF24-70/2.8Lで、α7IIIはMC-11使用。
RAWで撮影し、現像ソフトはACRで素のまま書き出したものをトリミング。
色味に関しては、α7IIIはコントラストが高く、やや派手目の発色。
(特に赤茶系の発色に癖があって、扱いづらい、色を出しにくい時もある)
昔のニコンに近い印象。
5D4はおとなしめだが、扱いやすい色味で、後処理しやすい色を出す。
(裏返せば、そのままでは物足りない感もある)
結論から言えば、私は5D4を手放してα7RIIIに入れ替えた。
Α7RIIIは、ほぼほぼ画素数の多いα7IIIとして扱え、APSクロップでは
1700万画素APS機として使え、FE24-105が24-157.5mmとして使えるのは非常に便利。
キヤノンはそもそもクロップできないが、一眼レフではクロップしてもファインダーが見づらいが、
ミラーレス機はファインダーもクロップされるので違和感なく、非常に使いやすい。
TTL調光はあまり使わないので、ただの感覚的な感想であるが、キヤノンよりソニーの方が好印象なのは事実。
長年使っているキヤノンよりも、殆ど使ったことのないソニーが良いと感じるので、ちょっと差があるのではないだろうか?
(そもそもE-TTL IIの精度はもう一つだと思っている…ニコンi-TTLと比べて)
ニコンとの比較はわからないが…。
ファインダー内拡大表示などでMFレンズが実用的に使え、撮影のスピード、確実性はミラーレスが上回っているだろう。
スポーツ撮影については、EVFの問題が若干あるが…運動会レベルなら十分α7IIIで撮れる。
結果、ウチのキヤノン機を駆逐して、ソニーに移行して行っているが、ソニーレンズの価格がネックでレンズの充実は遅れていると、付け加えておく(笑)