激安のSDカードは使い物になるのか、ならないのか?
ただ、あまりにも低スペックなものではなく、スペック上そこそこのものを選んだ。
※記事内のリンクは風見鶏さん。偽物をつかまされないために、特にサンディスクを買うときはこの店を選ぶようにしている。今のところ偽物にあたったことはないが、保証はされないので、海外平行品を買うときは自己責任で。
エントリーNo.1
東芝 N203 SDXC UHS-I U1 クラス10 R:100MB/s ¥1,300
エントリーNo.2
レキサー 633x クラス10 UHS-1 U3 V30 R:95MB/s W:45MB/s ¥1,299
実際カメラ(a7M3など)でテストしたところ、書き込みスピードはやはり遅い。
が、カメラのバッファが十分であれば、実用上はそんなに問題ないだろう。
α7IIIでバッファフルまで撮り、バッファ開放まで、レキサー633x U3は45秒ほど、東芝N203はかなり遅く、1分40秒ほどかかった。
この用途では、レキサーの一択といえるかも知れない。
だだ、耐久性などの問題は未知数。追々検証していく。
このテストで意外だったのは、
Flash Air W-04 UHS-1 U3 R:90MB/s W:70MB/s 64GB が結構速く(20数秒ほど)、
SONY M R:260MB/s W:100MB/s U3 UHS-II 32GB ¥3,699と遜色(16〜20秒ほど)なかった。
※SONYだけ32GBメディアでテスト
また、Micro SDながら、アダプター経由で
東芝 EXERCIA PRO M401 UHS-I U3 R:95MB/s W:80MB/s ¥1,999
の書き込みが最速クラス(20秒前後)だった。価格を考えると、驚異的。
また、このときのテストでわかったのだが、ダブルスロットで同時書き込みした場合、遅いカードに足並みをそろえるようで、速いカードは遅いカードと組み合わせるとその真価を発揮できないようだ。
折角速いカードを使うなら、セカンドスロットも速いカード、である。
そのため、バックアップ書き込みというフローを前提にすると、UHS-IIのカードは、セカンドスロットが未対応のため、この3機種(a9、a7M3、a7RM3)では、あまり意味をなさない。ファーストスロットにどんなに高速なカードを入れても、セカンドスロットの書き込みに足を引っ張られるからだ。
このあたりは、先日発表されたα9IIがセカンドスロットもUHS-II対応となり、解消されたようだ。a9もv6.00でかなり進化しているが、このSDカード周りや、USB3.2、GigaLAN、メカニカルシャッターの強化、フリッカーフリーと正常進化、より使いやすい魅力的なカメラになっている。
お値段が…ちょっと高いけど(汗)
(2019.10.11)